この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方

ただ、メッセージというのは伝わらない事も多くて。
「どうして猫入れといたのに返事くれないの……」なんてこともザラである。
今度は犬を入れてみよう。そんなガッツが必要だとは思います。
例えば私の二冊目『俺とエッチする権利書が出回ってラッキースケベが無双すぎる』では、ひとつのメッセージを込めた。
エロラノベは基本、エロいことにページを割かねばならないので、そういうのは長々と文章にして書けない。だから行間に書くことになる。
行間というのは、言外の意味を持たせる書き方だ。
スゲー遅く帰って来た旦那に「あら、早かったのね」。
こういうヤツ。
イヤミを言うためばかりに使っているとシワが増えるので、たまには小説の中に投入してみてもいいです。
そうすると、わかる読者、気づく読者にだけ伝わって、そうでない読者は気にせずススッ読み流してくれるという、隠れメッセージが出来上がる。

