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第9章 コンテスト受賞作の作り方

Ａ読者向けのサービスは一番大事なので二稿の中で済ませてしまうからです。

エロラノベの場合、言わずもがな……エッチシーンですね。すなわち「見所」こそがＡ読者へのサービスなのです。


コンテストの場合……たとえば審査員の先生の経歴や趣味嗜好を調べ上げて、好きそうなネタを挿入してみるということはできると思いますが、その先生がそれを評価する読者タイプかはわかりませんし、やるとしたらバクチでしょうね。あんま意味なさそー。

それよりはもっと大きく一般読者全体を見渡して、その上でＢ読者へのサービスを入れるかどうか決めたほうがいいかもしれません。

もちろん、Ａ読者オンリーに絞るのもアリだし、それがまっとうです。

私が書いているのはエロラノベなので、オタク気質なＢ読者の潜在的比率が高いからそうしているというだけです。一般向けに書くのなら、また違った配慮をするでしょうね。