この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方

いや、B読者って知識量ハンパない人多いですよ!
マニアック気質だからこそ、こういう楽しみ方のスタイルになるんでしょうけど。
B読者に向かって書くなら、作者自身がその専門領域に対して深い造詣がないとすぐ見破られます。なので安易にB読者に向かって書かない方がいい。特に私は。
とはいえ、B読者もお客様なので、二稿のチェック時には彼ら、彼女らの好みそうなネタを入れます。
私の場合はアニメやゲーム、漫画、ネットスラングなどのオタクサブカルチャー系のワードを扱うことが多いですね。入れられる所にちょろっと入れる(え? ちょろっとどころじゃないだろって? いや、この作品はまた別ですよ! コンセプトが違いますから!)
もちろん、B読者におもねって、好きでもないネタを入れたりはしません。B読者のネタに対する愛情は、ストーリーがどうでもよくなるほど純粋で強烈です。ですから、そういう気持ちを裏切る(実際は好きでもない無関心なことを、ただご機嫌取るためだけに口にする)という事は、クリエイターとしてどうこうの前に、人としてどうかと思うからです。
仕事ではゲラの段階でもB読者向けの加筆修正をチョコチョコします。何か思いついたらできるだけ入れる。そうやって少しでも作品の中に楽しめる要素を増やす努力をしています。

