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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方

実は彼はそもそも小説を読まない人で、エロ関係は主に漫画とエロゲー原作アニメ、そしてAVという。オナニーはもっぱら動画サイトとのこと。
そういった性癖をてらいなく晒して、冗談にせず真面目に話してくれるというだけでも貴重な人材ということは、官能小説を日夜書いている皆さんならよくおわかりになると思います。
おまけに同人系のダウンロードショップをけっこうチェックしているらしく、ランキングに詳しい。何が人気かを知っている。「あれが売れてる、これが売れてた」という話ができる。
更には分析力まであって、何故人気なのかを自分なりに理由付けして意見にすることができる。素人ではあっても、市場を観察して自分なりの意見が口にできるなら、それはもう立派な「マーケティング・リサーチ能力」なんです。
あとは人格的にも尊敬出来て(パンチラは別として)、ユーモアセンスもあります。
……私、すっごい戦力手に入れちゃったてたんです。
彼に「私の書いたエロ小説読んで~」ともちかけた時に!

