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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方

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★シーン1(二稿)
照り付ける太陽の輝きがいっそう増し、荒野がやがてサバンナへと変わろうかという境目あたりで、その戦闘は行われていた。
「てえりゃあああ!」
裂帛の気合と共に白刃が走り、群がる魔獣が次々となぎ倒されてゆく。剣を振るうのはスレンダーな体形の短髪の女剣士。
その身に纏っているのは装甲よりも機動性を重視したストラップレザーアーマー。胸部は申し訳程度に乳房を覆うだけ。腰回りも超マイクロサイズのビキニパンツという露出の多い出で立ちだ。
だが、それだけに軽い。
繰り出される魔獣の牙や爪をやすやすと舞うように躱し、陽光にまばゆい日焼けした小麦色の素肌を勇躍させて、返す刀で取り囲む敵を次々と葬ってゆく様はまさに断末魔を伴奏にした華麗なる死のダンスだ。
彼女に守られるようにしてその背後にもう一人。
こちらは対照的に全身をローブで包んでいる。
色鮮やかな装飾の施された、高級なヴェルヴェット生地のローブ、目深に被ったフードの下には優美な長い睫毛と大きな瞳。
その襟元からは溶かした金の如き美しく輝くブロンドが豊かに膨らんだ胸元まで滑らかにこぼれ落ちている。

