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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方

■文章について
まず、「文章力」というのはデビュー、書籍化、受賞にはそんなに関係ないと思います。
出版社への投稿からデビューというのであれば、作品がそのまま書籍になることはないですから、最低限、編集者が読めるだけの日本語力があればいいはず。
ネットからの書籍化であれば、重要なのはPVであって、PVを稼げている以上、これまた最低限の日本語力は持っているということになります。
そしてコンテストの受賞――これは、他のライバルもいることなので、ギリギリの戦いとなれば何かの決め手になりそうですが……果たしてそうでしょうか?
そもそも、文章力が成否を分ける、そんなレベルのギリギリの戦いであるということは、その二つの作品は「内容が甲乙つけがたい」ということになりますよね。
そして、甲乙つけがたいほど面白い二つの作品を……「文章力」の差で落とす?
なんかおかしくないでしょうか。
それって本末転倒になってませんか。
別の比べ方をしてみましょう。
「文章は素晴らしいけど内容はつまらない小説」
「文章はイマイチだけど内容は面白い小説」
あなたが審査員なら、どっちに賞をあげますか?

