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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方

彼はエロのある意味プロではあっても、言葉のプロではありません。
言葉のプロといえば、小説家なんかもそうなのかもしれないですけど、色々なプロがいます。
プロ中のプロはやっぱり、そう国語の先生ですね。
私自身、教員として日本語を教えた経験がありますが、正式なカリキュラムを経て教師になったわけではないので、あのクソ忙しかった当時、死ぬ思いをしながら「やっぱ本物は違うんだなー」ということを痛感させられました。
私には小さい頃から国語の先生に好かれて音楽の先生に嫌われる傾向がありました。
国語の先生はすぐに私を贔屓(ひいき)するようになる。これは自分も教師になってみてわかりましたが、自分の担当教科が得意な生徒ってやっぱり可愛い。
可愛いだけじゃなくて、生徒のほうが自分より若いものですから、ちょべっとの才能の、片鱗だけであっても「無限の可能性」を感じちゃって「コイツは育ててみたい」なんて心理になる。
あなたの作品を読んで下さる審査員の先生方もそーですからねー!
ちょべっと見せればいいんですよ、才能っぽい何かを、チラッと。
そしたら騙されてくれますからねー! メモよ、ここメモー! 才能のチラリズム。
でも、音楽の先生は違いました。

