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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方
メールでのやりとりは多分500通ぐらいかと。
半年以上をかけたのでそれぐらいはいく。ほぼ毎日最低一回はやりとりしていた。多い時は何通でも。
これは、実際にプロになってからの経験からすると明らかに「や・り・す・ぎ」(笑)
これでは体がいくつあってももたない。
お互いにどこまで努力すればいいかわからず、一人だったらどこかで妥協したのかもしれないが、二人だったことでそれが青天井になってしまったせいだと思う。(試してみるときはご注意を^^;)
良い事か悪い事か、それはわからない。ただ結果だけが証明する。しかし、その結果も毎回同じとは限らないだろう。
私も努力したし、それ以上に塾講師さんは弱音を吐かなかった。
というか、彼の場合、その性格がそもそもえーと、なんと言っていいのか、楽天的というか、ぶっちゃけ軽いってゆーか……^^;
得な性格の人だと思う(笑)
弱音を吐く姿が思い浮かばない。
ああ、そうだ。一回だけあった。
長い長いやり取りの果てに無事、作品を書き上げ、コンテストに応募。
それで「編集ごっこ」はひとまず終了した。
その間に私のほうがデビューしてしまい、それはお互いにとって思わぬ喜びとなった。
そして、年が明け春となり、こちらのサイトに応募していた私の作品は残念な結果となってしまったが、単行本の企画が通った私は一冊目の本を書いている最中だった。
プロの編集者さんもまた、味方だった。
その作品においては味方。それ以上でもなければ、それ以下でもない。
それは頼もしくもあり、厳しくもあり。
当たり前の事でもあった。
それを知るために私は塾講師さんと半年を費やした。