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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方

そんなある日、LINEの着信音がした。


塾講師:「受かった」
塾講師:「入賞」
黒名:「マジか、おめでとう!!!!!」
塾講師:「吐きそう」





初めての彼の弱音だった。














私はその一言を目にして思わず笑ってしまった。

あの楽天気な塾講師さんが「吐きそう」にしている姿が想像つかなかったのだ。

クスリと微笑んだ私だったが、次の瞬間、見つめていたLINEの画面はにじんでボヤけた。

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