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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第10章 あとがき

「あとがきだけは面白い」という言葉は、ジュディスの言葉と同じぐらい私にとって大切な言葉なのかもしれない。

何故なら、それで色々と得るものがあったから。

あとがきが面白いなら全編あとがき感覚で書けばいいんじゃない? という発想からは、新しい技術が生まれた。エッセイのつもりで小説を書くという手法で、それは実際に本屋さんに並んでいるコミカルなエロラノベ「学園不思議系」である自著に活かされた。この作品もまた然り。

「あとがきが面白いんだからライターの方が向いているのでは?」という疑問からは「自分はどうして小説が書きたいのか」を問い直す姿勢が生まれた。

でもよく考えたら自分の書く「あとがき」のハードルがめっちゃ上がるハタ迷惑な言葉でもある。どーしてくれんだ! と怒るぐらいなら最初から紹介しなきゃいいのに深く考えもせずに「作品紹介」にそんなこと自慢気に書いちゃって今スゲー困ってるのである。

果たしてそれで良かったのかと←
みんなも作品紹介はよく考えて書こうね!
約束だよっ^^

そんな風に、本作は「問い直す」作品でもある。

お前、頭大丈夫かと。……ほっといて!><

そうじゃなくて、この数年で自分がやって来たことを、身につけた技術を、自分がどこから来てどこを経由してどこへ行こうとするのかを。エロスの根源を。すいません無理やり付け足しました。官能作品の体をとっておかないとなので……

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