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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第4章 才能、経験、文章力

■才能と経験と文章

凝り過ぎた文章というのは巧いかもしれないけれど、敬遠されることがあります。たとえば児童文学で前述の例文のようなものがでてきたとして、それを読む読者たちは耐えられるでしょうか。

官能小説ですから、そのへんは一応成人なので……と言いますが、果たしてその成人も色々です。18歳から天井知らず。教養レベルもまちまち。ゲームが好きな人、漫画が好きな人、TVが好きな人、日頃小説以外に慣れ親しんでいるメディアが違えば言葉に対するセンスは変わります。

十人十色と言いますが、いったいじゃあ、何人の、何種類のそういう顔も知らぬ人たちについて考慮すればいいのか?

それは実は簡単なことで、20万部発行するなら、最大で20万人。貸したり借りたりなどいれても、誤差の範疇。やはり目安としては20万強のパターンの人間を想定して対応すればいいわけです。

……できるかっ!><

いや、できるからプロなんでしょうけどね。
やろうとするから文章力の追及は青天井なのでしょうけどね。
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