この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
仕事終わりは癒しの時間
第13章 来客

「最近あいつ忙しいから来てないが言ってたぞ。お前と食事に行ってるって」
「ふーん。もう行かないことにしたし、会わないよ」
「はっ?何で?」
「何でも」

山岡さんに会うと辛いだけ。
だから、このまま会わない方が良い。

「…お前それで良いのか?」
「……何が?」
「二股野郎に捨てられて、どん底に居たお前を助けてくれたのは山岡だぞ?食事に連れてってもらって、親身になってお前のこと励ましてるんだろ?なあ…」

いつになく真剣な表情で話す拓也をジッと見つめる。

「お前は山岡のことどう思ってんだよ?ただ同情して食事に連れてってくれたと思ってる?」
「私…山岡さんのこと好きだよ。告白したいと思ってる…でも無理なんだ。山岡さんは彼女居るみたい。この前彼女と指輪選んでたの見ちゃって…」

あのシーンを思い出し、山岡さんへの思いと共に涙が溢れ出した。
伝えられない気持ちが胸の奥に溜まって、胸がギュッと切なくなる。

「泣くなよ。取り敢えずあいつときちんと話しろ。もし店に来たら教えるから、な?」
「茜ちゃんに合う男の人がきっと居るって!ね、だから元気出して!」

2人に励まされたけど、胸の苦しさは紛れなかった…



/212ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ