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仕事終わりは癒しの時間
第3章 介抱

「ごめんごめん、本当は何にもしてないよ」
「…本当に?」
「本当。店の前でうずくまってるのを見かけて、外寒いしヤバそうやなーって思ってホテルに連れて来た。ごめんな、変なことして…」
「い、いえ…」

この人慣れてるんだろうな、こういうこと。
てか、この人が助けてくれなきゃ私今頃凍死してたかも!

「あの、助けていただいてありがとうございました」
「いえいえ」
「あの、それでお礼をしたいんですけど…」
「いや、別にいいよ」
「いえ!あのままだったら、私死んでたかもしれないんで!」

このままこの人にお礼出来ずに別れると私の気が晴れない。

「それやったらさ、食事に付き合ってくれやん?」
「食事?」
「そう。お姉さんの仕事終わりに時間あったら食事に行きたいなーって思って」
「もちろん!良いですよ!」
「ホンマに!?やべ、嬉しい…」
「えっ…」

なんだろ…何か呟いてたけど。

「あ、いや…それなら、よろしくお願いします」


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