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仕事終わりは癒しの時間
第14章 男の覚悟
このままやったらアカンという気持ちに突き動かされ、女性マネージャーの久保ちゃんを連れて、女性向けのアクセサリーショップに向かった。
「これとかどうかな?」
「あのハルさん…まだ付き合ってない人から指輪渡されたら引きますよ…」
「…やっぱり」
俺が選んでいるのは、指輪や割と高めのアクセサリーでダメ出しばかり。
久保ちゃんに来てもらって良かったよ…。
「付き合ってないなら、あんまり高いのはだめです。あとキラキラし過ぎるのもNGです」
何が良いかと色々見ていると、目に止まったのは、桜のチャームが付いたネックレス。
茜さん4月で27歳になるって言ってたから桜がいいか。
値段もお手ごろやし。
「どうでしょうか?久保さん?」
「オッケー!」
綺麗にラッピングしてもらっている間、色んなことを妄想した。
告白はどんな感じにする?
成功したら、キスしてもいいかな?
ウキウキするなー。
その時のテンションは異様に高かった。
茜さんから送られてきたラインのメッセージを見るまでは…。