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仕事終わりは癒しの時間
第17章 始まり
無理矢理口を塞いでもすぐに退けられた。
「それやったら名前で呼んでって。茜さん結構頑固やね。エッチしてる時は割と素直やったのに。また身体に聞けば…」
「もうやめてったら!…春人…」
消え入りそうな声で呼んだのに、山岡さんはすごく満足そうな顔。
「もっかい言って」
「春人…これでいい?」
「よく出来ました。良い子にはご褒美あげる」
柔らかい唇が重なって、甘くて優しいキスを何度もくれる。
息苦しさから僅かに開いた唇に山岡さんの舌が差し込まれた。
ゆっくりと口内を味わうように動く舌に必死に自分の舌を絡めていく。
もっと…と思った直後に唇が離れて、少し切なく感じた。
「これ以上したら我慢出来ないから終わり」
「ん…」
「そんな物欲しそうな顔しない」
「そん、してない!」
「今度はゆっくりエッチなこと教えてあげるから。キスの仕方とかね」
あー、この減らず口どうにかしたい!