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仕事終わりは癒しの時間
第17章 始まり

「気持ちいい場所とか覚えた?1人でする時は思い出してね」
「…1人でなんてしないよ!!」
「えー、残念」

口では寂しそうに言ってるけど、すごい笑顔。
またからかわれてる…

「あれ?どうした、難しそうな顔して」
「またそうやって年上からかって楽しい?」
「あー、ごめんって。機嫌直してー」

額にキスをされ、少しずつ下の方に唇が降りていく。
首筋に唇が降りてきたところでくすぐったくなり、身をよじった。

「ん、ふはは!くすぐったい!」
「へへ、笑ってくれた!」
「もー…」

キスでさっきのモヤモヤが消えていった。
怒る気力も無くなっちゃったけど。

「ねえ、2つ聞いてもいい?」
「なに?」
「私のこといつからその…好き、だった?」

山岡さんと気持ちが通じ合ってから、聞きたかったこと。

「んー、初めて会ってしばらくしてから?また会えるかなーって店に行ったら彼氏と居てるの見てさ、切ない気持ちになって、なんか話し掛けられへんようになったんよ。それから1人で飲んでるとこ見てさ、ようやく好きって気付いたんやと思う」



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