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仕事終わりは癒しの時間
第17章 始まり

「俺のこと言ったから、茜さんのことも聞かせて?いつから俺のこと好きやった?」
「そ、それは…えっと、次の質問するね!」
「ダーメ、俺は言ったのに逃げるとか無し」

恥ずかしくて、身体ごと山岡さんから背を向けると、無理矢理仰向けにされ山岡さんに乗られた。
逃げられないと分かり観念した。

「…覚えてないよ」
「覚えてないん?ショックー」
「だって…いつの間にか好きになってたから…」
「……」

突然、力強く抱きしめられた。
力入り過ぎて痛い…

「痛い!」
「ごめん、可愛過ぎてギュッてしたくなった」

何とかハグから解放された、けど…
ずっと太もも辺りに硬いものが…

「春人、あの、当たってる…」
「なにが?」
「だから…」
「俺の何が当たってるの?言って?」
「…この変態!」

卑猥なワードを言わせる気満々の山岡さんに腹が立って、枕を抜き取ってそれでバシバシ叩いた。

「痛い痛い、ごめんよー」
「謝るくらいなら言わせようとしないで!」
「ごめん…」

反省している顔が子犬のように見えて思わず許しちゃう私。
これが惚れた弱みってやつなのか…


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