この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
仕事終わりは癒しの時間
第20章 おまけ 出会い

「いや、話すことじゃないよ…」
「いいからー、お酒奢るからー」

断ってるのにあまりにしつこくて、このまま話した方が楽になるんかな?
グラスに残っていた酒を喉に流し入れて、自分の心の内を吐露した。

「俺音楽やってるんやけど、最近すごいスランプで自分の思うような音楽が作れてないんよ。今もツアーで回ってるのに、ライブパフォーマンスも満足なものが出来なくて、イライラしてメンバーに当たってまうし…最悪で…」
「うん…」
「ファンの人にも音楽届いてるんか分からんし…」

音楽に関係のない人に話してしまえば楽になる訳もなく、心のモヤモヤは解消されない。
誰でもいい、この苦しみから解放される術を教えて欲しい…

「質問してもいい?」
「どうぞ」
「お兄さんの思う満足な音楽って何?」
「どんな人が聞いても唸らせられる完璧な音楽」
「じゃあ、今まで完璧じゃなかったの?」
「……」
「ライブに来てくれたお客さん喜んでなかったの?」
「……!」

「お兄さん今まで何のために音楽してたの?」



/212ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ