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仕事終わりは癒しの時間
第5章 彼の正体 多感な親友

「山岡くんってどんな人なの?」
「えー、優しくて、話上手で、気配りが出来て…あとね!笑顔がペロにすごいそっくりで可愛くて…」
「ふーん」
「…あはは」

ノロケみたいになっちゃった…。
別に付き合ってる訳じゃないのに。

「私はいいと思うよ、山岡くんと付き合うの。年下だけど、キスとかエッチも上手そうだしー」
「またその話!もうお酒はやめて!山岡さんとはそういう関係じゃないの」

「酔ってない!恋なんてね、身体の関係からとか、男女の友情から始まることもあるのよ!何かのタイミングで恋に落ちるの。あんたがイケメンとずーっと友達でいられる訳なんてないわ!」

恋に落ちる、本当に?
私、好きって感覚もまだ知らないのに。
あの笑顔を見た時の胸キュンは、好きじゃなくて母性本能的なものでしょ?

「うん…分かった。茜に今足りないのは、恋愛のドキドキ感とエッチの知識ね」
「はっ?」

この人何言ってるの?

「私が今晩みっちり教えてあげる!山岡くんとラブラブになるため!!茜が衝動買いしてきたCD聴きながら。よーし今日はオールよ!」


「いや、私明日も仕事…」



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