この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
仕事終わりは癒しの時間
第2章 恋の終わり
「お帰りなさい…」
「ただいま…」
疲れているのか、顔色が悪い。
「修二さん大丈夫?すごい疲れてるみたいだけど…」
「大丈夫だよ…」
ソファにどかっと座って、ネクタイを緩めた。
とても大丈夫そうに見えないけど…。
「茜…」
「うん。どうしたの」
いつも優しい声で呼んでくれるのに、すごい弱々しい…。
「俺と…別れてくれ…」
「………はっ?」
何を言われたのか理解出来なかった。
「ごめん、別れてくれ…」
「ど、どういうこと!?なんで急に!」
「ほんとごめん。明日話すよ」
そう言うと、寝息を立て始めた。
別れてくれってどうして急にそんなこと言ったの!?
今までそんな素振り無かったのに…。
明日が怖くて、一睡も出来なかった。