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仕事終わりは癒しの時間
第8章 成人男子の胸の内
さすがに放っておく訳にもいかず、仕方なく近場のラブホテルに入った。
あの後抱き付いて離れなかった彼女も、部屋に着くとベッドにダイブした。
「んー、お兄さんも好きなの、こういうとこ」
「いや、俺は別に…」
「はあ…頭痛い…」
眼鏡を外して、ベッドに仰向けになった。
クールな表情をしているが、眼鏡を外すと童顔で可愛らしく、普段とのギャップがあって不覚にもドキッとした。
暖房を強めに設定し、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出して彼女に差し出す。
「ほら、これ飲んで。ちょっとは酔いがマシになるから」
「飲ませて…」
「もー」
キャップを開けて、飲み口を彼女の方に持っていっても口を開けない。
「飲んで…」
「違う…飲ませて」
「飲ませて」の意味がようやく分かって、生唾を飲み込んだ。
苦しかったのか、シャツのボタンが何個か外されている。
スカートもめくれ上がって、太ももが見えている。
顔を赤くして、潤んだ瞳で俺を見上げる。
俺の心臓がバクバク音を立て始めた。