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仕事終わりは癒しの時間
第8章 成人男子の胸の内
「好き…」
「えっ…」
名前も何も知らない彼女への告白。
突然の告白に彼女も固まった。
「あの時からずっと想ってた、憶えてないかも知れやんけど。彼氏が居てるって知ってから我慢してた…」
「でも、私…」
「彼氏のこと吹っ切れてなくてもいい。今は俺だけ見てて。そのために誘ったんやろ?誘ったのは君やから、嫌とか言うなよ…」
下半身は久しぶりの行為への期待で硬く張り詰めていた。
それを分からせるように、股間を押し付けながら唇を奪う。
3回目でようやく彼女も俺に抱き付きながらキスに没頭し始めた。
鎖骨をチュッと吸い上げ、胸の谷間に唇を寄せていく。
彼女は焦れったい快感に悩ましい声を上げる。
「んん、はぁ…ん」
そろそろと思い背中に手を伸ばすと、急に反応が悪くなった。
「あれ?どうし…」
「スー…」
えー、寝てる!?
これからという時に夢の世界に行ってしまった彼女。
置いてけぼりにされた俺は風呂場に向かった。
「はぁ、はぁ…ん!」
出番の無かったムスコを宥め、部屋に戻ると彼女は起きていた。