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藤の舞 Ⅱ 妊婦調教
第3章 拡張調教

そう言った後、見えなくなり、カツカツと球が当たる音がした。

ワタシは台の上にお尻をつけ、大股開きで座らされ、ふくらはぎが台の縁にあたるようにしてM字に設置されていた。

取り付けられた分娩台にはひじ掛けがあり、腕も固定されている。
背もたれに寄りかかり、頭だけ明後日の方向に向けられて、身に起こることを見ることは出来なかった。

別のお客様が来て、珠の1つを見せてくる。

「一番奥にはこの珠だよ。ワイヤーがついているから、取り出せるようになっている。」

通常の珠に穴が開いていて、ワイヤーが通されていた。

そして、また見えなくなる。

「じゃあブレイクショットは私でいいかな。」

年長と思われるお客様の言葉に皆が返事した。

そして脱毛後の冷却のために当てられたタオルが、開幕を報(しら)せるかのように捲られた。

気配から他のお客様がワタシの足辺りにしゃがんで、珠の行方を伺っているのがわかった。

当たったら痛いのではないか、珠が入るのだろうか。
でもワタシは拒むことは出来なかった。

恐怖からなんとかして体を見ようと見上げると、天井に鏡が張られていた。


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