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藤の舞 Ⅱ 妊婦調教
第3章 拡張調教

体を振り子のように動かして、台の真ん中に向かう。
お客様たちが、滑稽な動作を笑うけど、気にしてなどいられなかった。
「ようやくたどり着けましたね。」
年長者が冷ややかに言う。
近づくと台に埋まった球はゴムで出来ていて小さな滑り止めのイボが沢山ついていた。
「遊び方はわかりますよね。」
「僕らは妊婦の腰振りショーの観客に徹しましょう。」
お客様たちが台の周りに椅子を置き、腰掛けてしまう。ワタシはこの滑稽な台で独りよがりしてお客様を楽しませ、お相手していただけるように誘わなければならないのだ。
つり革を強く握るとギリギリと革と輪が軋む音がした。
それを合図に腰を前後に動かすと、台の球がナカからはみ出た球と噛み合いナカの球が回る。
擦られる感触と押し広げられる感覚が予想以上に良く、ワタシはその行為に没頭していった。
ギチギチとつり革を鳴らし腰を振るワタシは、ロデオマシンに乗ったみたいに揺れていた。
お客様が拍手してリズムをとるが、ワタシは自分で揺れながら喘いでいた。
「そろそろ物足りなくなってきたんじゃないですか?」
年長者が立ち上がる。

