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霞草
第11章 あとがき
官能のない作品にお付き合いいただき、ありがとうございました。
元々、あとがきをのせないというこだわりをもっていました。
けれども、今回のアカウントに入れなくなるハプニングから、その作品への想いを記そうと思いました。
この作品は私にとってまさに処女作で、最初に書いたのは、私自身が大学受験を控えた高校三年の時でした。
かなり昔のことになりますが、実際に携帯もなく、パソコンもあまり一般には普及していない頃のことです。
携帯が普及して、今の自分の位置情報も、そこから始まる情報も簡単にわかり、
IDなどをやり取りするだけで簡単に人と繋がることの出来る時代になりましたが、
そんなもののない時代に、手探りで情報を得て、手探りで人と出逢った時代の、歯痒い恋愛。
当時は数枚の原稿用紙に書き留めた文章を、設定は当時のままで肉付けして出来上がった作品です。