この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
霞草
第2章 旅立ち

やはり、観光地だった。
今日の残りの時間は、旅行気分で過ごそう。


場違いな自分が家出人だと指差されている気がして、
コインロッカーに荷物を預け、観光マップを手に入れた。

レンタルサイクリングの看板を見つけたので、
自転車を借りることにした。

暇があると、頭の中がぐるぐるして混乱する。
体を動かしている方がいいだろうと、とっさに思ったのだ。


マップからいくつかのポイントを選び、見てまわる。

なるべく自然な場所、人工的でないところを選んだが、
景色はいいものの、あちこちにカップルがいる。


今頃遊んでいられるのはきっと大学生なんだろうな‥
運に任せると思いながらも、
幸先よくない、ツイてないじゃないか…と苦笑した。



夕方になり、荷物を取りに駅に戻る。

今夜の宿は駅近くで探した方がいいな。
若者向けのデートスポットだからか、手頃なホテルや旅館がない。
あるのは、カップル向けのペンションばかりだった。

なるべく地味でこじんまりしたペンションを選び、予約せずに泊まれるか尋ねる。


/122ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ