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Sな彼女
第9章 交流

手を繋いだまま、岬は話し出した。

「あたしね、適応障害じゃないかって医者に言われたんだ。知ってる?適応障害って」

俺は頷いた。

俺もうつ病性適応障害と診断書に書かれていた。

「実はあたし、いつかこんなことにはなるだろうと、思ってはいたんだよね。適応障害になるとは思ってなかったけど、いつかどこか壊れるだろうって自分で分かってたんだ」

「どうして?」

俺は彼女に質問をしていた

俺はアスペルガー症候群もうつ病も全く自覚していなかったし、医師から診断されるまで分からなかった。
ただの空気の読めない、厄介な人間なんだと思っていたから。

「あたし、グラフィックデザイナーの仕事をしているんだけどさ、実はこの業界、せせこましく追われてばかりいる仕事なんだよね」

溜息混じりに、彼女は語った。

「せめて時間をルーズに使わなきゃ損な感じがしてさ、それがあたしに合っているなんて思い込んで、ひどく不規則な生活をしていたんだ。眠れないのなんて当たり前だと思っていた」

この病気には不規則な生活は大敵だ。

眠らないことは最も良くない。

休職の間、俺はそう言われて、人より長い睡眠を取らされた。
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