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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第9章 葛藤の後始末ー秘書部長
『・・・・
それで解決策になるとは思わないがね?』
「勿論それだけではな‥
協力者が居る、小鳥遊を確実に逃がす為、裏で散々動いているさ今頃な」
『なるほど、私に時間を稼げと言いたいのだね?』
「頼める権利が俺にあるとは思っていない、その資格も無い事も十分承知している‥
だが今回だけは曲げられない‥‥アイツが関わっているんだ」
言いたく無いが、天羽を確実に味方に付けるには、この方法しか打つ手が無い。
『そうか‥
彼女の配置は‥‥
・・・分かった手を貸そう、私はギリギリまで社長を止めていれば良いんだね』
「ああ頼む‥
後は俺達で何とか出来る、此処暫くが山なんだ‥
アイツの方も、何か問題があるらしく今すぐ動けない、その間に悠久にどうこうされたら困るんだよ」
『それで彼女が救われるのなら‥
樹も変わったものだね』
「俺か‥
そろそろ潮時だとは思っている、いい加減にしとかないとな‥
悠久はそれを分かっちゃいない‥‥ああ奏もだな、派手にやっている」
『時勢を読むのは樹の方が上手い‥誰よりも‥
樹がそう言うのなら、本当に時勢なのかも知れない‥それで良いのかい?』
「ああ、後悔は無いさ‥
頼んだぞ‥‥天羽‥‥‥」