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第9章 葛藤の後始末ｰ秘書部長

これで良い‥
天羽は確実に動いてくれる、一度言った事は守る、それが天羽の性格。



「後は‥運と時間との勝負‥‥だな‥‥‥」


これで俺が出来る事は全てやった‥
残るはアイツの行動、ただそれだけ。



「二度とダチに面倒くさいのは持ちたくないぞ全く‥」


付き合いはかなり長いが、此処まで厄介な事を持ち込まれたのは初めてだ。


しかしあの自信家、入社式の時点で既に陽菜を把握していた‥
何処にそんな接点があったのやら・・



「まあいい‥
それより役得の方が優先‥‥‥これが最後になるかもな‥‥陽菜‥‥‥」


先の事には目を瞑り、今は己の欲望のままに動こうと思う‥
俺を此処まで本気にさせたんだ、無理と言わせるまで抱き捲ってやるさ。


それが俺流‥
境界線の狭間で、のた打ち回る俺の最大譲歩。


多少‥いや、かなり美味しい思いをしないと、やってられないだろ？


決して本気で奪ってはいけない相手‥
だから俺は‥‥仕事と嘘を吐く、不満そうだから抱いて解消してやる‥‥んだ‥‥‥


そこに、どんな思いがあったとしても・・・