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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第10章 求愛猛攻撃ー常務取締役
樹部長のバカぁぁ―!
あの時、ちょっとドキドキしたじゃないの!
なのに冗談って、からかわれたし‥もう絶対に樹部長の甘い言葉には乗りませんからね―――!!
「・・・でも・・・」
あれから樹部長は、私に触れる事も、からかう事も無い‥
ただ、派遣先の連絡と注意事項くらい話すだけで、他の突っ込みが一切無くなったと思う。
呆れられたのか、一人前だと認められたのか、私でさえ判断に困っているくらい。
「・・・
って、えぇ―!?
考え事をしていたら、こんな時間じゃ無いの―!!」
起きる時間はとうに超え、慌て支度してギリギリ電車には間に合った、ギリギリセーフってやつ。
でもお弁当ー‥‥
今日は社食かぁ、仕方無いよね半分寝坊の私が悪いんだし‥‥はぁ‥‥‥
社食は少し苦手・・
だって、みんな真面目に仕事して、漸くの昼休みに社食に来てるのに、秘書の仕事が多少あるだけの私って、何となく居心地が悪いのよ。
だから今でもお弁当持参、秘書2課内だったら安心して食べられるもん。