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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第12章 マンションー社外相談役
樹は天羽(アマネ)には連絡済み‥
こういう理由で、あの時間には天羽がけしかけ、重役全員が会社を出ていた。
「お待たせしました」
「いや、大して待っていない、サッサと行こうか」
「はい!」
相変わらず、私服もかなり地味傾向‥
ブラウスは会社の物のようだが、黒のタイトスカートに上着を1枚羽織っただけ。
大学時代の華やかは微塵も無く、髪も束ねてしまっている。
多少理由が分からなくも無いんだが、今陽菜に問い詰めても何1つ答えない、それは目に見えて分かる。
1Fで警備員に声を掛け、地下の駐車場を開けて貰い地下へ‥
勿論残っている車は、俺の車1台のみ。
「凄い車ですね・・」
「普通クラスだぞ?」
本当に普通のBMW、一応仕事用で乗り回している物‥
このクラスだったら、車を走らせていたら良く見るクラスだ。
陽菜を助手席に乗せ、とりあえず駐車場から外へ‥
これで漸く肩の荷が下ろせるってもんだ。
「それでどっち方面なんだ?」
「千葉です、県境ですが‥」
「また遠い場所だな」
「ずっと住んでいますので、引っ越す気になれないんです」
「これから千葉だと1時は回る‥
そうだな‥俺のマンションに来るか陽菜?」
「えっ‥‥えぇー!?」