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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第12章 マンションー社外相談役
「そうですか‥
でも‥許せる事と許せない事はあります」
「当たり前だな‥
・・・あまり思い詰めるな陽菜、奏の事はものの例え、そこまで考える事じゃ無い」
片腕を陽菜の腰に回しても、陽菜は何も言わない‥
ただ俺の胸に顔を付け、やはり何かを考えているよう。
「陽菜お前のせいじゃない、そこだけは分かれ‥
お前はただ、秘書2課という仕事をしていただけだ」
「・・・でも・・・」
「でもじゃなく、仕事と思うんだ‥
でなければ辛いのは陽菜だ、お前がそこまで背負う事は無いんだよ」
まさか秘書2課に入れた事で、陽菜が此処まで苦悩していたとは‥
俺は間違った選択をしたのか??
「・・・
雲母さんは割り切れるの?
お兄さん‥社長が危険と言ったけど、社長の弟さんでしょう?」
「・・・
陽菜を手に入れる為なら割り切るな俺は‥
今の俺は、悠久より陽菜の方が大切だ、もし悠久が陽菜に手を出すなら、真っ向から対立する」
「争うのは‥‥嫌い‥
それも私の為なら尚更‥‥」
「そうならないように気を付ける‥‥陽菜‥‥」
ツッと顔を上げさせ唇にキス、それも何度も触れるだけの‥
「考えるんだったら、考えられないようにしてやるぞ?」