この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第13章 俺様だけど・・ー気になる人
雲母さんが言ったから、店員も丁寧な対応を取る‥
私が1人で来たら、店員は声を掛ける事すらしない筈。
「こちらなど、どうでしょう?
今のシーズンは、このようなのが流行です」
「・・・
少し見て良いですか?」
「はい・・・」
何となく、ただ流行な物を押し付けられたような気がして、私は自分で選ぶ方を選んだ。
(見る目には自信があるんだからっ!)
雲母さんに言われた通り、私は大学時代もっと明るい服装だったの。
だけど目立ち過ぎて、社会に出るに合わせて服装を完全に変えた‥
この方が今の私らしいって。
「・・・・・」
見つけたのは肩出しのクロックトップタイプのワンピース‥
ナチュラルパープルで色も綺麗。
「これに合う靴と小物はありますか?」
「は‥はい」
店員も私がこれを選ぶとは思わなかったみたいで、慌てて靴と小物を探しに行ってしまった。
(・・・
見る目はママ譲りなんだからね・・・)
あまり言いたくないのこれ‥
ママは好きだけど、ママの仕事に私は関係ない‥筈。
店員が持って来た数点から選んで、私は試着室‥
こういうのは本当に久しぶり感覚。