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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第13章 俺様だけど・・ー気になる人
「陽菜は笑っている方が良い」
「・・・・はい」
外のせいなのかな、気持ちが晴れる感じ‥
そして雲母さんは、パンケーキ2枚を知らん顔して完食。
それを見て、私はまた笑ってしまった‥
雲母さんは、もう仕方無いって顔をしていたけど・・・
「・・・うわぁ――!!」
借り切ったクルーズ船の上、海と風が気持ち良い!
船なんて何年振り?
大学入学前だよね、最後に乗ったのは。
「・・気に入ったか?」
「凄く!
風が気持ち良い!!」
「そりゃ良かった‥
俺も久しぶりだ、こうして海の上は‥‥」
隣で風を受けて海を眺めてる雲母さんって、凄く絵になるくらいカッコいい。
昨日は夜だったから、しっかり分からなかったけど、こうして見ると大人の男?大人の魅力って感じ。
「陽菜は海が好きか?」
そっと後ろから抱き締められて、近くで低い声を聞いて、そしてシトラスの香りを感じて、私少しドキドキしてる。
「好き‥
何処までも青で、何処にでも行けそうな気がするから‥‥」
「そうだな、海は何処にでも繋がっている」
「・・ママのところにも・・」
ママは海外、この海を辿ったら行ける??