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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第13章 俺様だけど・・ー気になる人
「陽菜の母親か?
海の向こう‥海外‥‥」
私を包む不思議なくらい優しい腕‥
雲母さんだったら、話しても大丈夫だよね?人に言わないよね??
「紫吹碧(シブキ アオイ)・・・・・」
「ん?」
「私のママ‥
紫吹碧は知ってるよね、有名だもの」
「紫吹ブランドの‥‥」
「そう、本当は小鳥遊碧(タカシナ アオイ)って言うの‥
ただ紫吹碧の方が良いでしょう?」
「どっちでも売れそうだぞ?
名より商品だろ、独特の商品でも有名‥
下着から子供服、ウエディングまで様々」
「初めは家で私の為にって始めた‥
だけど‥その内に私が着ていた服が有名になって、紫吹ブランドとして正式に仕事に‥‥それからママは殆どフランス、年に数回しか日本に帰って来ない」
「あのブランドは陽菜の為、だから子供服から‥‥」
「『ラストはウエディングドレスよぉー!』これママの口癖‥
絶対に私に自分が作ったウエディングドレスを着せるんだって、凄い張り切っていたもん」
「紫吹碧はウエディング以降の世代の服は作らない‥こういう理由だったのか」
「際どいのが難点だけどね、私じゃあまり似合わない」
みんなは好んでも、私は何となく避ける‥
好みと違うと思うのが理由。