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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第13章 俺様だけど・・ー気になる人
「そうか?
紫吹碧のデザインは、全てに統一性があると聞いている‥
それは陽菜、お前をモデルとしてデザインしているからだろう、全ての服が陽菜に似合うように、それが母親ってもんだ」
「・・・・・」
そんな事、初めて言われた‥
ママの作る服、それは今でも私の為?
「でも私じゃ似合わない、こんな私じゃ‥」
「それ本気で言ってるのか陽菜?
もしかしてお前は、自分の事を十人並みと思っている‥のか??」
「普通でしょう私は‥」
私くらいの女性なんて沢山居るよ、唄姫さんのような派手さも無い、美夜さんのような清楚なお淑やかさも無い。
本当に普通、なんの取り得も無い・・
「もう少し自信を持ったらどうだ?
陽菜は十分以上に美人の類、自覚してないのかよ」
「私が??」
「ああ、陽菜が着て紫吹碧のデザインが有名になったと言ったが、それは陽菜が着たからこそ目を惹いた、俺はそう思う‥自然体の美しさだな」
私が?
私が着たから??
私にそんな素質があるの??
「講義中に、一番後ろに居た陽菜を見付けたくらい、一目で陽菜に目を惹かれたくらい、人を惹きつける魅力があるんだよ自覚しろよ全く・・」