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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第15章 急なお呼ばれー取締役社長
「・・・・・・・」
半々・・・こんなところだった。
クルージングの後、陽菜をアパートに送り‥まあそれだけだったが。
(2日で揺れてはくれたが・・・)
散々言った、普段の俺だったら絶対に言わない事まで沢山‥
からかい半分、後の半分は頑なな陽菜の心に入り込む為。
それでも陽菜は、外では絶対に口にしないだろう母親の話を俺に語った。
紫吹碧(シブキ アオイ)いや小鳥遊碧、知ってはいたさ陽菜の家族構成を調べた時、この事実に気が付いた。
(始めは驚いたが‥
伝手と流通経路が盤石なんだ、売れて当然だな)
あれだけ大々的にやるには、それなりの人脈や伝手やコネは必要不可欠。
ただ紫吹碧は、既にこれらを持っていた‥
デザイン性もあるが、豊富な人脈が紫吹ブランドを作ったのは確か。
なのに陽菜は紫吹ブランドを拒絶する、間違いなく陽菜の為の筈なのに、自分には似合わないと。
(才能は受け継いでいるくせに‥)
表参道の店で陽菜自身が選んだ服、店員ですら驚くほどのデザイン高い物だった‥
逆に両親がああだからトラウマなのか?