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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第15章 急なお呼ばれー取締役社長



「・・・・・・・」


「どういう事なんだよ親父!!」


「会社では社長と呼べと言っている筈‥奏常務?」


「そんな事はどうでもいい、俺の見合いってどういう事なんだっ!?」


俺だって副社長に言われて初めて知った‥
親父が見合いのセッティングをしている事に。


陽菜の事を許可してくれた筈なのに、どうなっているんだよ!!



「・・・
大物代議士の孫娘‥
漸く先方が見合いを承諾してくれた、こんなチャンスはまず無い、総理経験もある家系のお嬢様、家柄に不服は無い筈だ奏常務?」


「問題はそこじゃない、陽菜の事を認めてくれたんじゃなかったのかっ!?」


「たかだか1社員と代議士の孫娘、どちらを取るべきかお前だって分かるだろう?
小鳥遊陽菜だったか、所詮は社内の遊びであり、彼女は天羽(アマネ)のところに入り浸っている、天羽も独身とは言え向こうも遊び、それに雲母の遊びにも付き合っている、それだけの女だったという事だ尻軽のな」


「陽菜っ!!」


どうして!
俺は毎日秘書2課に行ってるというのに、天羽や雲母叔父が良いのかよっ!!


親父も親父だ!
俺の意志は無視し、勝手に見合い話を進めやがって!!



「もう少し大人になれ奏、お前の立場は軽々しくない、どうするべきか分かるな?」


「・・・・・」


俺は無言で社長室を出る、秘書2課に行く為に。



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