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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第15章 急なお呼ばれー取締役社長



「これは珍しい、社長が私のところに来るなど‥」


「・・・
近頃、猫を一匹飼っていると聞いた‥こんなところ‥‥彼女か、一度会ったな?」


「はい、雅楽代社長」


天羽専務じゃないけれど、社長がどうして此処に?
何だか悪い予感しかしない。


雲母さんも樹部長も言った、社長は危険だって‥
更に雲母さんから理由も、だとしたら狙われるのは‥‥‥私‥‥



「それで、どういう用件で?
彼女には仕事を手伝って貰っている、盛りの付いた雄では無いのだし、毎日女性の相手はしていられない‥
彼女、それなりに能力があるからね」


「・・・
秘書2課に秘書能力など不要、元々の課の存在理由が違う‥
樹は何を考えている?
何も無いと分かっていて天羽のところに寄越すなど、他にも派遣先はある筈」


「・・・・・」


酷い言われ方‥
確かにそれが主かも知れないけど、幾ら社長だからってもう少し言い方ってあると思う。



「私が好きで呼んでいるんですがね社長?
樹部長はそれに従っているだけの事」


「樹がそれで納得するのか甚だ疑問、女遊びの激しい樹に任せていれば心配はないと思ったが、少し思い違いをしていたようだ‥
小鳥遊陽菜、用がある、俺と一緒に付いて来い」


「・・・・・はい」



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