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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第15章 急なお呼ばれー取締役社長
相手は雅楽代社長、天羽専務だって反論出来ないのに、私に選択の余地なんて無い。
複雑そうな顔をする天羽専務を置いて、私は雅楽代社長の後を付いて行く・・・
連れて来られたのは、一度会った社長室‥
どんな理由で雅楽代社長が私を呼んだのか分からない、だって私は奏常務の猛攻撃に頷いていないもの。
「・・・
どういうご用件でしょうか雅楽代社長?」
精一杯の見栄、本当は凄く怖い。
「奏常務に見合い話が出ているのを聞いたか?」
「はい、先ほど天羽専務から聞きました」
「では話が早い‥
見合い相手は某代議士の孫娘、清廉潔白なお嬢様‥
そこにお前みたいのが居て貰ったら困る、奏には身元立場が確かなお嬢様が似合う、どこの馬の骨だか分からんお前など、奏の相手としては役不足‥‥
社内だったら許そうと思ったが、見合いが出ている以上、女関係は全て清算すべき」
「・・・・・」
私を切ると言いたいの雅楽代社長は‥
退職にもう拘りは無い、好きにすれば良いのよ!