この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第15章 急なお呼ばれー取締役社長
「・・・・・・・」
陽菜が悠久に連れて行かれたと、天羽から連絡が入り、それからずっと俺は秘書2課内のデスクに居座っている。
陽菜が全く戻って来ない、心配も心配だが、何かあったら雲母の奴の逆鱗に触れちまう。
連れて行かれたものを助ける事は出来ないが、一応の手は打った、後は向こうに任せるしか無い‥それでも陽菜を助ける事は出来ないが。
(あの野郎何時までっ!)
天羽の連絡から3時間は過ぎている‥
それなのに陽菜はまだ戻らない。
「樹部長?」
「ん?
どうした草薙‥というより退社時間か、お疲れさん」
「はいお疲れ様です‥
それとロッカールーム‥正確にはシャワーブースですけど、陽菜ちゃんが居ました‥‥
でも、出て来てくれないし私の声も聞いてくれない‥‥何があったんですか?」
「ロッカールームに居るのか?
ちょっと‥な‥‥
草薙は何も聞かず帰った方が良い」
草薙は草薙なりに陽菜を心配したんだろう‥
だが、言えない事だってある‥今のように。
「そう‥
分かりました、お先に失礼します樹部長」
「ああ・・・」