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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第15章 急なお呼ばれー取締役社長



「・・・・・・・」


陽菜が悠久に連れて行かれたと、天羽から連絡が入り、それからずっと俺は秘書2課内のデスクに居座っている。


陽菜が全く戻って来ない、心配も心配だが、何かあったら雲母の奴の逆鱗に触れちまう。


連れて行かれたものを助ける事は出来ないが、一応の手は打った、後は向こうに任せるしか無い‥それでも陽菜を助ける事は出来ないが。



(あの野郎何時までっ!)


天羽の連絡から3時間は過ぎている‥
それなのに陽菜はまだ戻らない。



「樹部長?」


「ん?
どうした草薙‥というより退社時間か、お疲れさん」


「はいお疲れ様です‥
それとロッカールーム‥正確にはシャワーブースですけど、陽菜ちゃんが居ました‥‥
でも、出て来てくれないし私の声も聞いてくれない‥‥何があったんですか?」


「ロッカールームに居るのか?
ちょっと‥な‥‥
草薙は何も聞かず帰った方が良い」


草薙は草薙なりに陽菜を心配したんだろう‥
だが、言えない事だってある‥今のように。



「そう‥
分かりました、お先に失礼します樹部長」


「ああ・・・」



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