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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第16章 泣き濡れてー抱き合う夜
どうして‥どうしてそう感が良いの‥雲母さん!
やだ、また涙が出そう‥電話が終わるまで我慢しなきゃと思っているのに私・・
『陽菜・・・悠久か?』
「・・・・・それは」
ハッキリと答えられない、だって何を言っても雲母さんと雅楽代社長は兄弟なんだよ?
それを壊す事なんて、私に出来る訳が‥無い‥
私だって、お兄ちゃん達が大切だもの。
『・・これから‥逢えないか陽菜?』
「えっ??」
『実のところ、既に車を陽菜のアパートがある方向に走らせている‥
マンションと違い、会社からはそこまで時間は掛からん‥‥
・・・逢いたい‥陽菜・・・』
ズルいよ、そんな言い方・・・
「私も・・・雲母さんに・・・逢いたい・・・ぐすっ・・・」
やだ、堪えていた涙が、雲母さんにバレる!
『・・・
もしかして・・・泣いて・・・いたのか・・・1人で?』
「私・・私っ!」
一度糸が切れたら、とめどなく涙が溢れて‥止められない。
『待ってろ、そんなに時間が掛からずに着く‥
・・・1人で泣かせられないだろ陽菜を・・・』
「・・・・・・うん」
ダメと思うのに、心は正反対に喜んでる‥
逢いたい‥‥雲母さんに‥‥

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