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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第16章 泣き濡れてー抱き合う夜



「・・・
雲母さんは、ずっとそのままで居て欲しい」


変わらないで・・・


それが今の私の願い‥
格差‥そんなのに捕らわれない、今のままの雲母さんが良い。


私は1つ、雲母さんに隠し事というか黙っている事がある‥
ママ‥紫吹碧(シブキ アオイ)の事は話したけれど、パパの事には一切触れていない。


大学に入学した時、パパやママの話はしないと心に誓った‥
だって、それが目的で飛び出したんだから、話すべきじゃ無いって。


嫌で飛び出したんだもの、今更頼る事も戻る事も考えていない‥
ただ、たまに電話で話をするくらい‥それも何を言われても大丈夫って押し切る。



「雅楽代社長のせいで、余計な事まで思い出しちゃった・・・」


今の私は1人、それは雲母さんが駆け付けて来てくれたのは、勝手に涙が出るくらい嬉しかったよ、凄く心配してくれたって。


家族以外で、こんなに心配されたのは初めてだったから。



「・・また恥ずかしい格好・・」


鏡で見ると、Yシャツ1枚って凄く恥ずかしい!


雲母さんは、かなり背が高いから、借りたYシャツで隠れるところは隠れるけど、袖とか肩幅はダブダブで袖から手が出ないくらい。


それにYシャツの下は生足で、下着は身に付けてはいるよ、でも透けて見えそうなの!


初めて気付いた・・・



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