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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第16章 泣き濡れてー抱き合う夜
「あ‥あのね雲母さん」
「ん?
どうした??」
雲母さんは、キッチンで氷嚢を作ってくれていた‥
ビニール袋に氷と水を入れて、止めただけの物だけど、ちゃんとタオルを巻いてくれた物を頬に当てられた。
「やっぱりパジャマじゃ‥‥ダメ?
鏡で見たら、これ凄く恥ずかしい‥‥」
「・・・
簡単にこう出来るからか?」
「へっ?
きゃっ!!」
不意打ち!
Yシャツをペロッと捲られたよ!?
「はぁ‥
陽菜、その背中の痣はなんだ?」
「え・・・あっ!!」
今ので見られた!!
「・・・陽菜・・・」
雲母さんの真面目な瞳‥
言わないと‥‥ダメ‥だよね‥‥
「・・・
靴のまま‥蹴られた‥‥
雅楽代社長に・・」
「アイツはっ!
・・それより、それだけハッキリした痣だ、かなり痛むだろ、無理しやがって・・」
「・・・ごめんなさい」
気付いて欲しくなくて‥
でも雲母さんに、簡単に気付かれてしまった、私って下手くそだ。
「あまり隠さないでくれ、俺の方が心配で堪らない‥
湿布探して来る」
「・・・・・はい」
湿布を探しに別の部屋に行ったけど、私は少し後悔中。
雲母さんの言う通りだもの、逆だったら私は不安で堪らないもの。