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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第16章 泣き濡れてー抱き合う夜
「ほら、背中付けたら痛いだろ?」
「えっ?
わぁっっ!!」
ベッドに居る陽菜を軽々と持ち上げ、俺もベッドに入り、陽菜をうつ伏せ寝にして俺の膝の上。
「こういうのも良いな」
「雲母さんー!」
「そう怒るなよ、本当に背中を付けたら痛いだろうが」
枕を背にしている俺に、膝に顔と手を付け陽菜は寝そべっている状態‥
Yシャツもブラも脱がしたままで、こういう体勢は男に取っては理想的。
上目使いで俺を見る表情も、しなやかに動く身体も、惚れた女とのベッドでの1コマのよう‥
いや、実際に惚れた女だが‥‥不思議な優越感と満足感というのか?
「雲母さん疲れない?」
「これくらいで疲れるか、しっかりと背中は枕とクッションで固定してるんだ、心配するな陽菜」
「・・・そう・・・」
「それに少し用事がある」
「・・・
エッチは無理だよ?」
「誰が言った?
怪我をしている女を、どうこうする趣味は無いぞ俺は‥全く‥
ちょっと電話するだけだ」
「あ・・・はい・・」
勘違いされてもおかしくは無い状況だが、怪我とショックで弱っている陽菜に手を出すほど、俺は節操無しではないんだかな。
・・・勘違いされる事は散々言ったが・・・