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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第16章 泣き濡れてー抱き合う夜
・・・えぇ――!?!?
ど‥どうして雲母さんが樹部長に連絡!?
しかも樹部長、何となくバツが悪そうな雰囲気だし、雲母さんは言いたい放題‥‥どうなっているの!?!?
『傷だらけって‥おぃっ!』
「頬に打たれたらしい腫れ、背中には‥背骨は避けたようだが、靴のまま蹴ったらしく、広範囲に痣になってる‥‥後質問は凪?」
『・・・・・
いや‥‥頬は帰り際にすれ違った時に、そうではないかと思ったが‥
背中までは全く気付かなかった‥そこまで酷いのか・・・』
それは帰りの‥
もう朦朧としていて、樹部長に止められたのは記憶にあるけれど、何を言ったまでは覚えていない。
「これで出社すれって方が無理じゃ無いか?
数日なんとかなるか??」
『適当に理由は付ける、それに心配は無い‥
ただ、あまりに長いのは不味い、悠久が動く捕まえる為にな』
「まあな、とは言え本人は此処に居るんだ、早々見付からん‥
アパートには‥少し細工をしておいた」
『ちっ、用意周到な奴』
「・・何時の間に・・」
樹部長もだけど、私も呆れてる‥
雲母さん‥それだけ本気なんだって。