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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第16章 泣き濡れてー抱き合う夜
『・・・
つまり小鳥遊は、獅王社長の娘!?』
「そうだ、れっきとしたお嬢様、それも血筋は日本でも指折り‥
俺が手を拱いていたのは、獅王社長が海外出張中で、直接会えなかった為、社を通してアポイントを取ったからな」
これが俺が取った裏工作、悠久の事は最悪俺がケリを付ける為と、正式に陽菜と付き合う為‥
超が付くほどのお嬢様、それを簡単にどうこう出来ない、まあ陽菜自身はお嬢様が嫌で家を出たと、獅王社長から聞いた。
『・・・
小鳥遊の時点でアウトだろ普通・・・』
「だから黙認と取り付けた‥
ついでに陽菜、たまには帰って来いとよ‥獅王社長からの伝言だ」
「・・・・・パパ」
完全に脱力し、俺の膝に沈み込んでしまったか、まあそうだろうな‥
伊達や酔狂で、陽菜に惚れたなんて言っていない、全てのお膳立てを整えてから、漸く陽菜に会ったくらい、俺だって裏で苦戦していたんだ。
「その、たまには帰って来いだけどな‥
タイミングを見計らい、悠久に直接攻撃をする直前に、凪をも纏めて帰してやるから」
「へっ!?」
『俺もかっ!?』
「何処よりも一番安全な場所だろう、小鳥遊本宅は‥
首相官邸よりガードが堅いと言われている場所だ、ただまたアポイントが面倒だが‥‥」