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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第17章 マンション2ー雲母と同居?
「それにしても‥起きんな‥‥」
前は俺より早く目覚めた陽菜、だが今日は全く起きる気配は無い。
(安心と疲れが出たんだろう)
陽菜に取れば波乱の1日、泣くのにだって体力は使う‥
それも、あれだけ泣き通しだったんだ、傷の衝撃もあり、動けないが本当のところだろうとは思う。
「・・・
滅茶苦茶やりやがって!」
変わり果てた悠久‥
此処まで変わってしまうとは、俺でさえ兄と多少贔屓目で見ていたというのに、それをこんな形で裏切られる事になるのか??
「手加減すれば、こっちが足元を掬われる‥
それに‥凪と天羽は助けてやりたい」
元々こちらに付くと言った樹と天羽、それを悠久の方へと押し止めたのは俺だ。
だったら今、樹と天羽を返して貰おうじゃないか‥
どちらも能力は確か、俺の方に付けても不都合は無い、いやそれ以上。
巨大戦力の2人‥
それをずっと、悠久を抑える為だけに使ってしまい、少々惜しいと思っていたところだった。
「・・・
先にシャワーでも使うか‥」
どうせ陽菜に付き合うんだからと、昨日はそのまま眠っちまったし、シャワーを浴びて一度リフレッシュ。
まだまだ、考えなければならない事は山とある。