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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第17章 マンション2ー雲母と同居?
「・・・・・・??」
私・・??
ああそうだよね、昨日は雲母の腕の中で眠ってしまった。
「・・・きら・・・」
呼ばれるのも、呼ぶのも、どうしてこう心が動くの?
昨日は凄い怒涛の1日‥
天羽専務から雅楽代社長、そして雲母に樹部長‥
そして‥私の身元がバレた、5年間ずっと隠して来たのに。
「そろそろ関係ないって、割り切れていたのにね」
私は・・・
有名球団すら持つ大手総合のFace社の社長、小鳥遊獅王(タカシナ シオウ)の長女‥
そして江戸時代から続く、旧華族小鳥遊宗家の人間。
こんな‥人から見たら、雲の上の世界で、セレブ達から嫁にという話ばかり‥
それが堪らなく嫌で、私は大学進学と共に、小鳥遊宗家本宅から飛び出した。
外は自由、小鳥遊と名乗っても気付く人も少なく、本当に楽しい大学生活を満喫していたの。
「でも・・・」
卒業も近付いた頃、私に気付いた男性が、私に言い寄り『そんな、如何にもお嬢様の格好ならバレバレだろう?』こう言われ、私は卒業と同時に今の感じにイメチェン。
なるべく普通に目立たないように、それが私なんだって、私自身に言い聞かせて‥
普通以外の事に、目と耳を塞いだ。