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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第18章 また呼ばれてー監禁応接室
「お帰りなさい!」
玄関を開けたら、にこやかに出迎えてくれる陽菜、俺にしても初めての感覚だが、悪いものじゃない。
今までこのマンションに女など入れた事など無く、来ると言えば樹くらいなもの。
話は弾むが、男2人が顔を突き合わせているだけで面白みは欠ける‥
だが、陽菜がこうして待つようになってからは、帰って来るのが楽しい。
男とは現金なものだ‥
惚れている女が家に居るとなれば、ホイホイと帰りたくなるんだからな。
「雲母、夕食が先?」
「ああ腹減った‥
俺は陽菜でも良いが?」
「じ‥冗談言ってないでご飯!」
「分かってるさ」
着替えも面倒と、ジャケットとネクタイをリビングに放り投げ、今日も陽菜の手作り料理をありつく為にダイニングカウンターに座った。
「今日も普通だよ?」
「普通が一番、陽菜の手料理は旨いんだ」
「そう・・・」
久しく無かった手料理という感覚、こうして毎日陽菜が作ってくれるのが堪らなく良い。
「・・??」
その陽菜はと言うと、食べながら何かを考えているよう‥‥何だ??